自民党の河野太郎選対委員長代理が22日、フジテレビ系「サン!シャイン」(月〜金曜午前8時14分)に生出演。参院選で自民党が大敗したことを受け、党が物価高対策に掲げていた「現金給付」の今後について語った。

河野氏は視聴者から寄せられた質問に回答。「現金給付はするのか?」との疑問に「私は実は反対でした」と立場を明かすと、「ただ自民党でやると決めたものですから。公金受取口座を使って、国として一刻も早く現金給付をするためにどうしたらいいのかという作業はやっていました」と語った。一方で「今回自民党が負けましたから。むしろ現金給付よりは消費税減税ということになっていくのでは」と予測。「自民党としては、公金受取口座を使った給付をいかに年内早くやるか。この準備はしております」と話した。

立憲民主党が物価高対策に掲げる「1人当たり2万円給付」と「食料品消費税0%(原則1年)」について、メインキャスターの谷原章介から「その両方はあり得ないですかね」と聞かれると、「野党の中では消費税減税というのが一致している。まずは野党として統一案を作られる努力をされるのかなと」。立憲案については「消費税減税と現金給付をやるとなると、財政の悪化がさらにひどくなりますから。そこはどうするのか議論しなければならない」と述べた。