<高校野球石川大会:小松大谷8−7金沢>◇27日◇決勝◇石川県立野球場
金沢は優位に進めたが、終盤に逆転を許し、14年ぶりの甲子園出場を逃した。昨夏の準決勝に続いて小松大谷に敗れた。
3回までに6点を奪い主導権を握った。3番手の黒川虎太郎投手(3年)がロングリリーフで好投し、逃げ切り態勢に入った。だが8回、9回で追いつかれ、延長10回タイブレークで2点を失った。裏の攻撃も1点にとどまった。
準々決勝で遊学館にコールド勝ち。最大のヤマ場となった星稜との準決勝は延長10回サヨナラ勝ちした勢いを、そのまま決勝にも持ち込んだが粘り切れなかった。
主将の西尾友冴内野手(3年)は「自分たちがリードしている時から、このままでは小松大谷は終わらない、絶対に意地を見せてくるぞ、と話していた。自分たちに(試合を)取り切る力がなかった」と目を赤くはらして悔しがった。
1学年上の主将で西武にドラフト1位で入団した斎藤大翔内野手(18)からは準決勝の後に連絡があり「絶対に勝てよ」と励まされたという。