佐賀県鳥栖市に夏本番の到来を告げる祭り「鳥栖山笠」が12、13日に市中心部であり、締め込み姿の男衆が6基の山車を一斉に激しく揺らす「総がぶり」を披露した。
祭りは博多祇園山笠にならって1928年から続いている。12日の開会式では鳥栖山笠奉賛会の大石耕司会長が「鳥栖山笠は夏の一番暑い時期に一生懸命に走る。力強く威勢のいい山車を披露しよう」と鼓舞した。1番山の「京町恵比寿」(京町)を先頭に鳥栖八坂神社を威勢良く出発し、沿道からの力水を浴びながらJR鳥栖駅周辺を巡行した。
12日は中央公園で地面に立てた旗の周りを山車で駆けるタイムを競う「祇園旗廻(まわ)り」もあり、3番山「唐獅子」(東町)が24秒27で優勝した。
(前田絵)