大分県内で2024年度に児童虐待への対応件数は1800件を超え、過去2番目に多かったことがわかりました。

県によりますと2024年度に子どもの虐待に関する相談を受けて、県内の児童相談所が対応した件数は1840件でした。これは2023年度より12件減少したものの、過去2番目の多さとなっています。

内訳をみると、子どもの目の前でのドメスティックバイオレンス(DV)や暴言といった心理的虐待が最も多く、898件で全体のおよそ半数を占めています。次いで、殴る・蹴るなどの身体的虐待が642件、育児放棄(ネグレクト)が278件となっています。

県は2025年度、児童福祉司の増員など、よりきめ細やかな対応ができる体制の強化を進めています。また、虐待が疑われる事象に気づいた場合は、各市町村や児童相談所に連絡して欲しいと呼びかけています。

児童虐待に関する全国共通ダイヤルは189です。また、子育て相談ダイヤル「いつでも子育てホットライン」は、0120ー462ー110です。