俳優の水谷豊(73)と寺脇康文(63)が24日、東京・銀座の丸の内TOEIで行われた『さよなら丸の内TOEI』プロジェクトで上映された『相棒 -劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン』の上映前舞台あいさつに登壇。17年ぶりに同場所に2人そろって登場した。

 水谷と寺脇が、同作の役衣装をまとった杉下右京&亀山薫の姿で現れると、会場は大歓声で迎えた。

 水谷は「みなさま!ようこそ!相棒ワールドへ!警視庁特命係の杉下右京です」と、杉下らしくかしこまって、あいさつ。寺脇も「同じく、亀山薫です」と続いた。感慨深げに会場を見渡す2人に観客は「右京さーん!」「薫ちゃーん!」と、大歓声で応えた。

 寺脇は「ただいま!」と笑顔に。水谷が「なつかしいですね」と、かみしめると、寺脇は「当時は後ろから皆とハイタッチしながら入ってきたんですよ…」としみじみと振り返った。

 2人が映画館にいると、会場は何か事件に巻き込まれるような予感もただよう異様な雰囲気に。寺脇は「出ないでください、まだ!事情聴取をしてから!」とおどけ、笑いを誘った。

 『相棒』は、2000年からテレビ朝日・東映の制作で放送されている人気ドラマ。2000年6月から01年11月にかけて「土曜ワイド劇場」で単発ドラマとして放送され、02年10月から25年3月にかけて、season23まで続いている。映画としては劇場版4作とシリーズ映画2作が公開されている。