農林水産省が7月22日、全国のスーパー約1000店舗で同月7日から13日に販売されたコメ5キロ当たりの平均価格が3589円だったと発表しました。前週より13円安く、8週連続の値下がりとなりました。3500円台は1月前半の週以来、およそ半年ぶりだということです。
ただ、SNS上では「3500円で売っている米なんかない」「地元のスーパーは5000円を超えている」などの声が上がっており、コメの価格が依然として高いと実感する人は多いようです。
また、コメの価格高騰の影響で、最近はコメの代わりにパスタを食べる人が増えているようで、「コメが高いからパスタばかり食べている」「毎食パスタを食べた方が安い」「コメが高いので何となくパスタを作る日が多い」「家でコメを食べなくなった」という内容の声も上がっています。
パスタは、毎日食べても問題ないのでしょうか。パスタを食べるメリットや注意点などについて、管理栄養士の松田加奈さんに聞きました。
カロリーの取り過ぎにつながる可能性も
Q.コメの価格高騰の影響で、コメの代わりにパスタを食べる回数を増やしている人もいるようです。パスタを食べると、どのようなメリットがあるのでしょうか。
松田さん「GI値という指標をご存じでしょうか。この数値が高いほど血糖値が急激に上がることを示すのですが、パスタは血糖値が上がりにくい低GI値の食品です。
一方でコメやパンは食後に血糖値がすごく上がる食品なので、パスタの方が糖尿病の方にお勧めの食品となっています。血糖値が高く上がるのがダメというわけではないのですが、血糖値が上がりやすい食品はその分下がるのも早いです。そのため、すぐにまたおなかがすいてしまいます。