タイムロードは、スロベニアのオーディオブランド・Erzetich(エルゼティッチ)の取り扱いを開始。フラグシップモデル「Charybdis(カリュブディス)」をはじめとするヘッドホン4モデルの受注販売を7月24日(木)より開始する。税込価格はそれぞれ以下のとおり。

・「Charybdis(カリュブディス)」:693,000円
・「Phobos(フォボス)」:462,000円
・「Mania(マニア)」:264,000円
・「Thalia(タリア)」:140,800円

Erzetichは、スロベニアを拠点にハンドメイドのヘッドホンおよびヘッドホンアンプを手掛けるブティック系オーディオブランド。平面磁界技術を専門として明瞭さ、正確さ、没入感に優れたサウンドを追求する一方、芸術的センスと音響工学を融合させたデザインも特徴だとしている。

高品質な職人技と精密さ、そして音や細部へのこだわりも徹底。製品に使用するすべての木製部品は、スロベニア・トルノヴォの森に構える第一工房にて厳選した木材から製造し、付近の第二工房にて電子部品の加工や組み立てを実施。開発やテストもすべて社内で行っているとのこと。また部品の一部は日本や米国から調達しつつも、CNC切削や金属レーザー加工、塗装、梱包にいたるまで可能な限り地元のサプライヤーと連携することで、高い品質を維持しているという。

今回取り扱いを開始する4モデルのうち、「Charybdis」は105mm×115mmの楕円形 平面磁界ドライバーを搭載するフラグシップモデル。大型ドライバーをCNC切削の開放型アルミカップでしっかりと支える構造で、ヘッドバンドにはカーボンファイバーを採用。ケーブルは両出しタイプで着脱に対応する。インピーダンスは43Ω、質量は740g。

「Phobos」は105mmの円形 平面磁界ドライバーを搭載する開放型モデル。イヤーカップは樹脂素材とCNC切削アルミカバーを組み合わせた構造で、質量は690g。カーボンファイバーヘッドバンドと両出しの着脱式ケーブルを装備する。インピーダンスは45Ω。

「Mania」はチタンコーティング振動板を採用した50mmダイナミック型ドライバーを搭載するモデル。筐体は半開放型で、カーボンファイバーヘッドバンドと両出しの着脱式ケーブルを装備する。インピーダンスは80Ω、質量は450g。

「Thalia」は40mmチタンコーティングダイナミックドライバーを搭載する最も小ぶりな開放型モデル。質量は280gと携帯性にも配慮しつつ、上位モデルと同様にカーボンファイバーヘッドバンドと両出しの着脱式ケーブルを装備する。インピーダンスは32Ω。