きょう10日は、最高気温が広島市中区で37.0℃、福山市で37.4℃となり、ことし1番の暑さとなりました。日中はもちろん、夜間の暑さも続いています。けさの最低気温は、広島市中区で26.1℃、呉市で26.1℃、大竹市で26.3℃、25℃を下回らない「熱帯夜」が続いています。広島市中区では、熱帯夜が梅雨明け以降1週間以上続いています。

広島市消防局によると、7月2日午前2時ごろ、70代男性が就寝中に目が覚め、吐き気やふらつきの症状を訴えました。家族が119番通報し、熱中症の疑いで救急車で病院へ搬送されました。

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広島市安佐南区の広島ハートセンター木村祐之医師は、最近、夜間の救急搬送が増えているといいます。特に高齢者です。
対策としては▼冷房をつけたまま寝る▼寝る前にコップ1杯の水を飲む▼枕元に常温の水を置いておく▼寝る前は、アルコール・カフェインを避ける、などが重要です。
木村医師によると、アルコールとカフェインは、利尿作用があり、寝る前の摂取は就寝中の必要以上な尿の排出につながるということです。尿の排出で脱水症状になりやすく、脱水になると熱を逃がせなくなり、熱中症になってしまいます。

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今後も、沿岸部の熱帯夜は続く見込みです。夏は長期戦になりそうです。昼間だけでなく、夜間も熱中症対策をしながら過ごしてください。