6月に庄原市で女性が殺害された事件、犯人はまだ捕まっていません。発生から1ヶ月を前に、警察が現場付近の巡回パトロールを行いました。

米田健太郎 記者
「事件からまもなく1ヶ月が経ちます。規制範囲は縮小されましたが、いまだ規制線は貼られたままです」

RCC

事件発生から1ヶ月を前に、警察は23日、住民の不安を軽減するため周辺の15世帯を巡回しました。

この事件は、6月24日の午後5時半ごろ、庄原市東城町粟田の住宅で、この家に一人で住む矢吹定代(84)さんが、頭から血を流して倒れ、死亡していたものです。

矢吹さんは後頭部を中心に殴られ、頭蓋骨は折れていたということで、何者かが強い殺意をもって犯行に及んだとみられています。警察は翌日、捜査本部を設置し、現在も捜査が続けられています。

現場近くで作業する人
「早く突き止め捕まえてほしいとみんな思っている。1ヶ月経ってまだ捕まっていない。いつまでこういう生活が続くのか」

庄原警察署 吉田和生警備課長
「何よりやはり被疑者の検挙、これを一日も早くという声を頂戴しておりますので、警察としても一丸となって捜査に従事しています」

捜査本部には、22日までにおよそ50件の情報が寄せられています。