広島県福山市のJR福山駅北口へのバスターミナル移設計画で、整備上の課題だったJR西日本グループの所有施設の撤去が困難なため、計画が一時中断となりました。

これは、福山市の枝広直幹市長が定例会見で明らかにしたものです。市は、ターミナルからバスが出入りするバス専用道路を設ける計画で、その整備には、福山駅に隣接するJR西日本グループの商業施設を一部撤去する必要がありました。

しかしJR側から7月上旬、「建物には色々な設備や機器があり移転・維持が困難だ」という意向が市に示されました。これを受け市は駅北口へのバスターミナル移設計画を一時中断するということです。

記者「(北口への移設は)ゼロベースになったわけではないということで良いか」
福山市 枝広直幹市長「まったく無くなったとは思っていません」

一方、福山駅南口について市は東西の回遊性を高める方向性で検討を続け、8月の市民との対話集会や駅前広場の協議会を経て、計画案を策定することにしています。