Stephen Nellis

[サンフランシスコ 18日 ロイター] - 米マイクロソフトは18日、米国防総省向けのクラウドサービスの技術的支援で中国のエンジニアを除外する方針を示した。関連する調査報道をきっかけにヘグセス国防長官が国防総省の契約の審査を指示した。

マイクロソフトの広報担当者フランク・ショー氏は18日、Xで「今週浮上した懸念に対応し、中国拠点のエンジニアチームが技術的支援しないよう」米政府顧客のサポート体制を変更すると述べた。

調査報道機関プロパブリカによると、マイクロソフトは米軍のクラウド・コンピューティング・システムの管理に中国のエンジニアを起用していた。エンジニアは、米国の「デジタル・エスコート」の監督下で業務を行っていたが、監督担当は下請け会社に雇われ、サイバーセキュリティーの脅威を評価する技術的スキルを持たないことが多いと指摘した。

この報道について、上院情報委員会の委員長であるコットン議員(共和党)がヘグセス国防長官に書簡で情報提供を求めた。

ヘグセス氏は18日、中国拠点のエンジニアが国防総省全体の他のクラウド・サービス契約に従事していないか確認するため、2週間の審査を実施するとXで述べた。