地域の復興のシンボルになっています。2018年の西日本豪雨で被害を受けた岡山市北区牟佐の畑で、夏の花が力強く咲いています。

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(新田真子キャスター)
「鮮やかなヒマワリの花が太陽に向かって元気よく咲いています。ひまわりを見ると、この暑さも一瞬忘れるほどパワーが貰えます」

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岡山市北区牟佐にある「牟佐大久保ひまわり畑」です。先週末から咲き始め、今は7割ほどといいます。実は、もともとこの場所は黄ニラを育てていた畑でした。しかし、7年前の西日本豪雨で水没。近くの旭川から流れ込んだ土砂に埋まりました。

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2014年からこの周辺で黄ニラを育てていた山本浩貴さんが、畑の再生のためにヒマワリの種を植えたことが始まりです。

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(黄ニラ農家 山本浩貴さん)
「土づくりで、ヒマワリを緑肥として植えたのがきっかけでヒマワリ畑になりました。咲いたら綺麗だしいいかなと思って。それが思いのほか反響があったっていう感じです」

SNSや口コミで知られ、多くの人が訪れる場所となりました。地元住民と種まきや草刈りをするなど、復興のシンボルとして地域で大切に守っている畑です。面積も7年前の8倍となり、今年は約20万本のひまわりが咲く予定です。

(岡山市内の大学生)
「めっちゃきれいです。自然がきれいでびっくりしました」

(黄ニラ農家 山本浩貴さん)
「きっかけは水害だったんですけど、市内から近くて、山と川と自然が豊かなところなんで、また一つの観光スポットとして楽しんでもらえるような地域になって、地域にも還元ができるような、そんな循環ができたらいいなと思います」

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ひまわり畑の見頃は来週ピークを迎え、8月上旬まで楽しめそうだということです。あす(26日)とあさって(27日)には、かき氷やジュース、地元で採れた野菜を販売するマルシェも開かれるということです。