【西原】沖縄そば店の店主らがつくるイベント「第1回沖縄そばグランプリ」が6月29日、西原町さわふじマルシェで開催された。県内各地の名店8店が自慢の沖縄そばを販売し、投票券付きの共通食券(400円)を購入した来場者の投票でグランプリを決めるシステム。3507票が投じられ、投票の結果、西原町の「ちょーでーぐぁ」が初代グランプリに輝いた。
その他の参加店舗は宜野湾市の「3丁目の島そば屋」、南城市の「沖縄そば金太郎」、南風原町の「黄金屋」、宜野湾市の「宜野湾そば」、浦添市の「貝出汁沖縄そばキセキ」、那覇市の「あじぐくるいしみね」、読谷村の「金月そば」。運営から広報まで全てを店主らが自ら務め、イベントを盛り上げた。
会場では第3回西原町物産展も同時開催され、沖縄そばの麺やサーターアンダギーなどの特産品の他、器や雑貨、書籍なども販売された。
ブログ「さんぺいの沖縄そば食べ歩き」を運営し、書籍も執筆している実行委員のさんぺいさんは「食材の高騰や後継者不足が課題となっている中、沖縄そば店が主体となってイベントを開催することで業界を元気にできれば」と話した。
実行委員長の又吉世進(せいしん)さんは「初めてのイベントで課題も多く見つかったが、目標を超えるたくさんのお客さんに来ていただけた。参加した店主さんたちにも感謝したい」と述べた。「沖縄そば屋ってかっこいいと思ってもらえるように、今回の課題も生かしながら頑張りたい」と次回開催に意欲をみせた。