【宜野湾】2024年4月から運営されている宜野湾市普天間の「こども食堂だんらん」(長嶺真子代表)は、調理担当のボランティアスタッフ2人の活動費捻出に向け、寄付された食材を活用して、今年6月から500円(税込み)の日替わりランチを提供している。ランチ代は商品の対価ではなく子ども食堂への支援として捉え、返礼としてランチを提供する。これらの売り上げはボランティアスタッフ2人の活動費となる。

 「だんらん」の調理ボランティアスタッフの高屋桂子さんと城間美沙子さんは、毎週水と金、土曜の朝に開く子ども食堂で朝食を調理する。寄付された食材からメニューを考案し、子どもたちから「おいしい」と言ってもらうことが好きで、子ども食堂を生活の中心にすることを望んでいる。

 高屋さんは「子どもたちの言葉がうれしくて、四六時中、何を作ったら喜んでくれるか、こればかり考えている」とうれしそうに話した。

 日替わりランチは毎週水〜土曜午前11時〜午後2時に提供する。子ども食堂への寄付食材は使わずに、オムレツなどの一般的なメニューも提供する。

 長嶺さんは「ボランティアの人たちも生活できるくらいになって初めて子ども食堂の運営ができていると言えると思っている。500円支援してもらったお礼に、食材をおいしく調理してランチでお返ししたい」と話した。