今帰仁村と名護市にまたがる大型テーマパーク「ジャングリア沖縄」が25日、開業する。最新のアニマトロニクス技術を用いて作り出した恐竜から逃げ回る体験や気球で楽しむ絶景など、やんばるの自然を舞台としたアトラクションを展開する。
パークの広さは60ヘクタールで初期投資額は700億円に及ぶ。観光客の増加や雇用創出、地域経済の活性化など、沖縄の観光産業振興の大きな起爆剤となることが期待される。
開業を前にした22、23日には報道関係者を招いたパークの取材会が開催された。
一面に広がる森を見下ろしながら、約20メートルの高さで280メートルを滑空する「スカイフェニックス」など、自然を楽しむアトラクションのほか、オフロード車に乗ってティラノサウルスから逃げるスリルを楽しむ目玉アトラクション「ダイナソーサファリ」などが公開された。
アトラクションはナビゲーターが来場者を案内したり、恐竜に襲われる演技で盛り上げたりし、興奮をさらに高める工夫を凝らしている。
開業前の24日は、セレモニーが開かれた。施設の構想を描いたコンサルティング会社「刀」の森岡毅氏は「鉄とコンクリートをふんだんに使って作られたテーマパークとは全く違う。あなたの沖縄旅行を最高の思い出に、最高の体験にするために設計して開発されている」と魅力をアピールした。