沖縄県今帰仁村の大型テーマパーク「ジャングリア沖縄」の開業後初の週末となる26日、県道84号や周辺の道路では懸念されていた交通渋滞による混乱は25日に続き発生しなかった。本島北部では午後から落雷を伴う大雨となり、パークでは安全に配慮し、アトラクションを停止する措置を取った。
名護市役所前のバス停では、午前8時40分すぎから直行バス「ジャングリアエクスプレス」を待つ乗客の姿があった。東京都から家族で来た40代の男性は「天気に負けずに楽しみたい」と張り切り、恐竜好きだという子どもとともにバスに乗り込んだ。ほかにも大きな荷物を手にした県外や国外からの観光客およそ30人が乗車した。
一方、バスは一部ダイヤを除いて予約制となっているため利用できない人も。ある男性は予約をしていなかったためキャンセルを待ったが、空席は発生せず、バスでの移動を見送った。
ほとんどが屋外施設となるパークでは、アトラクションの体験が天候に大きく左右される。県外から訪れた女性は1つのアトラクションにしか乗れなかったと語り、「仕方がないが、もっとアナウンスがあってしかるべきでは」と注文した。
パークを運営するジャパンエンターテイメントは、天候などによるアトラクションの運用に関してはアプリを通して確認するよう呼びかけている。