シーカヤック(手前)やバナナボート(奥)を体験する来場者=唐津市の西の浜

 唐津市の西の浜で20日、「Grand Blue(グランブルー)2025」が開かれた。SUPなど海のアクティビティー体験、ライブパフォーマンスや花火など趣向を凝らしたビーチイベントで、普段は利用者の少ない海水浴場が1日だけかつてのにぎわいを取り戻した。

 SUPやシーカヤックなどの体験を主目的に県が主催。参加者はレクチャーを受けた後、30分ほど海に出た。家族4人でSUPに挑戦した佐賀市の緒方健一さん(42)は「景色がよく、唐津城を見ながら楽しめた。日常的にこういう体験ができれば」と話していた。

 約1万1400人が来場し、アクティビティーは約240人が体験した。県はマリンアクティビティーが盛んな地域になるよう「KMAP(唐津マリンアクティビティーパーク)」事業を進め、会場となった西の浜の西端エリアを整備する計画がある。(宮﨑勝)