身近な磁石の奥深さを紹介する企画展「マグネット 磁石の不思議のサイエンス」

 県立宇宙科学館では、夏の企画展「マグネット 磁石の不思議のサイエンス」を開催しています。見えない磁石の力をさまざまな工夫で「見える」化し、身近な磁石の奥深い世界を紹介しています。

 身の回りのものをよくよく見回すと、現代は磁石を応用した製品や技術にあふれていることに気付きます。例えば電気と磁力で動力を生み出すモーターは扇風機などの家電製品をはじめ、さまざまなものに使用されています。

 ほかにも磁場(磁力が働く空間)を変化させることで電流が発生する電磁誘導の原理を用いたものに、IH調理器やスマートフォンのワイヤレス充電、キャッシュレス決済に使用するICカードなどがあります。

 展示では暮らしを支える磁石の技術や、大きな磁石である地球がもたらすダイナミックな磁力の謎なども解説しています。ぜひ来館し、体験を通して磁石の奥深さに触れてください。8月31日まで開催しています。(研究交流グループ・比喜多宏)