高い基準で作られた「さが8みつ」

 糖度やトレーサビリティー(生産流通履歴)など高い基準を満たした蜂蜜の新ブランド「さが8みつ」が、8月3日に発売される。佐賀県内の養蜂家有志が取り組み、同日は佐賀市内で試食とサンプルの配布会も開いてお披露目する。

 佐賀県産蜂蜜のブランド化プロジェクトとして、県養蜂組合協議会(嶺川敬亮会長)の13業者が参加した。糖度81度以上といった品質基準や、花粉の遺伝子分析で蜜源植物との適合性を確認するなどトレーサビリティー(生産流通履歴)を重視した八つの基準を満たした蜂蜜を商品化。初年は約500キロを確保した。

 140グラム入り税込み880円、1キロ同5500円。当面は、岩松宏明プロジェクトリーダーが代表を務める岩松養蜂店(佐賀市鍋島町)で販売する。営業は午前10時〜18時、月・火曜と8月10日休み。発売を記念して、8月3日午前10時から佐賀市のゆめタウン佐賀で試食とサンプル配布会(830人限定)を開く。

 17日、同協議会メンバーらが県庁を訪れてPRし、山口祥義知事は「花畑が広がるような香り」と質の高さを評価していた。(古賀真理子)