鹿島高校商業科3年のグループ「鹿島みかんっ、娘。」が開発したミカンのパウンドケーキ
鹿島高校商業科の3年生4人のグループ「鹿島みかん、っ娘。」が地元名産のミカンを使ったパウンドケーキを開発し、22日に鹿島市の松尾勝利市長に報告した。道の駅鹿島などで販売しているほか、博多駅の阪急百貨店で開かれる「鹿島市フェア」(23〜29日)にも並び、26、27日には4人が自ら販売している。
商品名は「SAGAみかん、っ娘。ケーキ」(4切れ入り、税抜き800円)。市内の食品会社と共同で、3カ月かけて開発した。市内の農場産の有機栽培ミカンジャムを練り込み、甘酸っぱさと爽やかな風味を出している。
試食した松尾市長は「さっぱりした味と香りが素晴らしい」と感想を述べ、「地元の素材を使い、地元のPRをしてくれるのはうれしい」と話した。メンバーの中野心優(みう)さんは「阪急でも、たくさんの人に鹿島と鹿島のミカンを知ってもらいたい」と意気込んだ。
「鹿島みかん、っ娘。」は、県内の高校生が佐賀の魅力を生かした企画に取り組む「佐賀さいこう! 企画甲子園」への出場のため昨夏結成。廃棄ミカンを活用した町おこしイベント「みかん甲子園」を企画し、最優秀企画賞を獲得した。イベントの開催は10月13日を予定している。(矢野耕平)