盗難車をヤード内に隠して保管し、海外に持ち出そうとしたとして、埼玉県警捜査3課、組織犯罪対策(組対)1課などの合同捜査班は16日、組織犯罪処罰法違反(隠匿)などの疑いで、越谷市千間台西4丁目、自動車解体輸出入業役員の男(42)らパキスタン人3人と、アフガニスタン人、日本人各1人の計5人を再逮捕した。

 再逮捕容疑は共謀し、4月11日午後6時55分〜同月19日午後3時20分ごろの間、さいたま市岩槻区浮谷の敷地内で、氏名不詳者らが窃取した国産スポーツタイプ多目的車(SUV)8台(時価合計3340万円相当)を解体して保管し、4月19日〜5月19日ごろまでの間、保管した8台を海外輸出の目的でコンテナに収納し、横浜市中区本牧ふ頭地内にコンテナターミナルに持ち込んで海外に持ち出して隠匿しようとした疑い。

 5人は車を窃取し、ヤード内に隠匿したとして逮捕されていた。盗難車8台は4月9〜16日に群馬や静岡など6県で盗まれた車で、窃盗の実行犯が別にいるとみられる。県警で余罪を調べている。