千葉県市原市選挙管理委員会は21日、参院選の投票に来た70代男性に比例代表の投票用紙を二重交付し、2回投票させるミスがあったと発表した。

同市選管によると、20日午前10時ごろ、小学校体育館の投票所で、すでに投票を済ませた男性が「入場券がない」と申し出た。投票立会人から「選挙区の投票用紙と一緒に投函(とうかん)したようだ」との意見があったため、比例代表の投票用紙を再交付し、投票させた。

その後、別の立会人から「男性は比例代表の投票を完了していたのではないか」との指摘があり、確認したところ、入場券は正規に回収されていた。

男性の票を特定するのは困難なため、有効票として扱うという。同市選管では「事案の発生を重く受け止め、再発防止に努めてまいります」としている。