女優、中山麻理さんが12日に死去していたことが22日、分かった。77歳。三男の俳優、中山麻聖(ませい、36)がSNSで「闘病の末に永眠いたしました」と明かした。
麻聖の所属事務所によると麻理さんは昨年暮れに体調を崩し、12日に麻聖や長男の俳優、三田村瞬(44)、一般人の次男に看取られて息を引き取った。葬儀は故人の遺志と家族の希望で近親者のみで執り行われた。
めいの女優、中山エミリ(46)と英玲奈(42)は所属事務所を通じてコメントを発表。エミリは「いつもパワフルで明るかった叔母らしく、色とりどりの花に囲まれて、家族に見守られ旅立ちました」と報告。英玲奈は「娘がいなかった叔母は、私達姉妹のことも可愛がってくれました」と感謝した。
麻理さんは1966年に東宝に入り、67年に舞台「不信のとき」で女優デビュー。69年、バレーボールを題材にスポ根ドラマの草分け的存在となったTBS系「サインはV」で主人公(岡田可愛、76)のライバル選手を演じ人気者になった。
79年に映画「限りなく透明に近いブルー」で俳優、三田村邦彦(71)と共演し、同年暮れに極秘結婚。翌80年に式を挙げて電撃引退した。
3人の息子をもうけ、夫のマネジャーも務めたが、96年に離婚。99年に女優復帰して女手一つで息子たちを育て上げた。歌手で俳優、マイケル中山(79)は実兄という芸能一家でもあった。