建築工事現場で銅線などの盗みを繰り返したとして、岡山南署と備前署は22日、窃盗などの疑いでいずれも自営業の兵庫県加東市の男(31)=同罪などで起訴=と同県小野市の男(29)=同=の両容疑者を最終送検した。
2人の最終送検容疑は1月14日未明、岡山市南区の建築工事現場に侵入し、銅線約2トンなどを盗んだのをはじめ、2024年12月〜25年3月、岡山、兵庫、奈良、京都の4府県で計17件の同様犯行を重ねた疑い。被害は銅線やケーブルなど計913点(3139万円相当)に上る。いずれも容疑を認めている。
両署は事件に絡み、加東市の男から銅線を買い取った際、身元を確認しなかったとして、兵庫県の金属くず営業条例違反の疑いで同市の金属買い取り業者と会社役員の男性(51)=同市=を22日までに書類送検した。
書類送検容疑は1月14日、同社で銅線を買い受けた際、売り主の住所と職業、氏名、年齢を確認する手続きをしなかった疑い。