チャンピオンズリーグ、リーグ・アン、クープ・ドゥ・フランス（国内カップ戦）、トロフェ・デ・シャンピオン（国内スーパーカップ）――。すでに４冠を達成しているパリ・サンジェルマンが、クラブ・ワールドカップの決勝（vsチェルシー、日本時間７月14日）に進出。今季５度目の優勝に王手をかけた。

　クラブ史に残る輝かしいシーズンの最大の立役者と言えるのが、ウスマンヌ・デンベレだ。10番を背負う28歳のフランス代表FWは、CFへのコンバートで眠れる得点力が開花。今季35ゴールを奪っているほか、最前線から猛プレスをかけ、守備でも際立つ存在となっている。
 
　個人賞最大の名誉、バロンドール受賞の大本命と目されるなか、ガレス・ベイル氏も同じ考えを持っているようだ。レアル・マドリーやトッテナムで活躍したウェールズ代表の英雄は、米大手スポーツメディア『ESPN』で次のように語った。

「チームが何を勝ち取ったかも見なければならない。個人の出来について話すのは当然だが、彼らはチャンピオンズリーグを制覇し、国内の３冠も成し遂げている。もしクラブ・ワールドカップも獲れば...彼の今シーズンの活躍が数々のトロフィーをもたらした事実を考えると、他の選手が割って入るのは難しいだろう」

　デンベレの影響力を高く評価する35歳のベイル氏は、「私の意見では、彼は最有力候補だ」と締め括った。ルイス・エンリケ監督が率いるチームは、今季最終戦でチェルシーを下し、シーズン中に獲得可能なトロフィーを全て自分たちのものにできるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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