現地7月12日、韓国で開催中のE-1選手権は男子第2節を迎え、日本代表と中国代表が対戦。立ち上がりからペースを握った日本は11分、細谷真大の豪快ミドルで先制に成功すると、その後も右サイドを軸に攻勢を仕掛ける。中国も速攻から好機を掴み、1対1の大ピンチはGK早川友基がファインセーブで阻止し、日本が1点をリードしてゲームを折り返した。

 日本は後半頭からジャーメイン良、稲垣祥を投入してギアアップ。波状攻撃を仕掛けるも中国DF陣の集中力の高い守備に手を焼き、なかなか追加点は奪えない。ようやくの2点目は63分。望月ヘンリー海輝が狙い済ました一撃を叩き込んだ。その後は両チームとも得点は生まれず、日本が2−0で勝利を飾った。
 
 森保ジャパンとの大一番を大々的に速報したのが中国メディア『網易新聞』だ。「11分と早々に先制点を食らって序盤から厳しくなったが、やはり日本はメンバーが落ちても戦術と個々の技術がハイレベルであり、いとも簡単に主導権を掴んでいた」と解説。そのうえで「中国は何度かビッグチャンスを得たが相手GKの好守に遭ってゴールを割れず。守勢にばかり回らずに粘りを見せたものの、日本のあの2点目が痛かった」と続ける。

 そして「日本は3軍とも言えるチーム構成で連携面はいまひとつだった。それでも基準以上のチームプレーを発揮し、十分に強さを誇示したのだから流石だ。審判のジャッジは一貫性を欠いていたが、スコアと結果は妥当なものと言わざるを得ない」と論じた。