日本サッカー協会が7月18日、公式YouTubeチャンネルで、韓国でE-1選手権を戦う日本女子代表に密着した『Team Cam』の最新回をアップ。ニルス・ニールセン監督が発したメッセージが公開された。

 男子同様に主力不在で、国内組中心で編成されたなでしこジャパンは、16日にE-1選手権の最終戦で中国女子代表と対戦。勝てば自力で3連覇を決められたが、最後までゴールを奪えず、スコアレスドローで終わった。

 その数時間後、韓国女子代表が台湾女子代表を2−0で撃破。日中韓が勝点5で並んだなか、3か国間の総得点が最多「3」の韓国が優勝、「2」の中国が2位、「1」の日本が3位となった。

 中国戦直後のロッカールーム――。得点の絶好機が複数回ありながら、非常に悔しい結果になっただけに、選手たちの表情は険しく、暗い。

 ニールセン監督はこう呼びかけた。

「みんな全力を出してくれた。決して下を向く必要はない。悔しさはあると思う。3試合とも素晴らしいプレーをしたのだから、顔を上げてロッカーを出よう。君たちは勝利を目指して力を示してくれた。ロッカーから出たら自信と誇りを持っていてほしい」
 
 場面代わってホテルでのミーティング。

 再びポジティブに「自分を誇りに思ってほしい。もっと出場時間が欲しかった選手もいるかもしれないが、チームを作るにはどうしてもそういう選手は出てきてしまう」「所属チームで自分を高めて代表チームに戻ってきてほしい。ここにいる時点でみんなは代表候補のリストに入っている」と想いを伝えた53歳のデンマーク人指揮官は続けて、キャプテンの高橋はなを称えた。