日本人スターの謝罪が海外でも話題だ。

 久保建英を擁するレアル・ソシエダが7月21日、J2のV・ファーレン長崎と長崎ピーススタジアムで対戦。79分に笠柳翼に決勝点を奪われ、0−1で敗れた。

 ジャパンツアーの顔とも言える久保は、満を持して後半の頭から出場。ただ、前日に合流したばかりのためプレータイムは27分のみ。72分にベンチに下がったなか、試合後のインタビューで「1つ、反省じゃないですけど、『20分しか出れなくて申し訳ないな』っていうのは、今日来てくれた人たちにはちょっと謝りたいかなと思います」と伝え、頭を下げた。
 
 この言動を受け、韓国メディア『Sports Chosun』は「『ノーショー』のロナウドは見習え。試合に出場しても頭を下げた日本のエース」と題した記事を掲載。2019年の韓国ツアーの際、当時ユベントスに在籍していたクリスティアーノ・ロナウドが、最後までベンチを温めた件を引き合いに出し、次のように報じた。

「クボは後半開始と同時に投入され、72分に再び交代してピッチを去った。自身にとってプレシーズン初戦であり、コンディションが完全に整っていない状態だったため、やむを得ない状況だった。それでもクボは少しでも試合に出場し、応援に来てくれた日本のファンたちのためにピッチを駆け回った。

 しかし、クボはファンの前で頭を下げた。彼の態度は、アジアツアーで時々議論の的となる一部のスター選手の行動とは異なっていた。過去にはクリスティアーノ・ロナウドも韓国を訪問したが、1秒もプレーしなかった。また、ロナウドは謝罪の言葉や韓国ファンへの配慮もなく、そのまま韓国を去った。一方、クボはプレーしたにもかかわらず、謝罪した」