久保建英の去就をめぐっては、様々な報道が浮上している。そのひとつが、昨季のセリエA王者ナポリの関心だ。

 アントニオ・コンテ監督の下でイタリア国内での連覇、そしてチャンピオンズリーグでの躍進を目指すナポリは、以前から右サイドの強化が注目されている。狙っているのはボローニャのダン・エンドイェ。だが、交渉は難航していると言われる。

 そのため、地元メディアは代案として複数の選手の名前を報じてきた。そこに含まれたのが久保だ。ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長は以前、キム・ミンジェの活躍とバイエルンへの高額移籍を受け、アジア人選手獲得への関心を公言していた。

 専門サイト『MondoNapoli』によると、移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ記者は、「ボローニャとのコンタクトが続いている。だが、ボローニャはいくつかオファーを断った。ノッティンガム・フォレストもあきらめてはいない。そのため、(ナポリにとって)エンドイェの話は続いているが、簡単ではないだろう」と話している。

「直近でナポリには多くのサイドが売り込まれている。数週間前のジャック・グリーリッシュから、レアル・ソシエダ退団の可能性があり、ナポリがとても気に入っているクボまでね。だが、特徴やコストを内部で評価しなければいけない」
 
 同記者は「ラヒーム・スターリングの名前も浮上した。ナポリに売り込まれたのは確認できる。チェルシーでは構想外で退団見込みとなり、クラブが行き先を探しているところだ」と続けた。