日本代表は15日、『東アジアE-1サッカー選手権2025』の決勝大会最終節で韓国代表と対戦し、1−0で勝利。見事に大会連覇を果たした。


 両者ともに連勝で臨んだ最終節。日本は引き分け以上で連覇が決まる中、開催国の韓国と対戦。開始8分に相馬勇紀(FC町田ゼルビア)のクロスをボックス中央でジャーメイン良(サンフレッチェ広島)がボレーで叩き込んで先制。日本は韓国に押し込まれる時間が続き、厳しい戦いとなるが、集中した守備でクリーンシートを達成。1−0で勝利を収め、史上初の韓国戦3連勝を収め、大会連覇を達成した。


 この試合でゴールマウスを守り、クリーンシートで優勝に貢献したGK大迫敬介(サンフレッチェ広島)は、日本人としては2003年の楢崎正剛氏以来となる大会最優秀GKを受賞。試合を振り返り「試合前から日韓戦ということで緊張感もありましたけど、このゲームにかける思いもありましたし、個人的にも準備していたものをピッチで出せたと思います」と、しっかりとパフォーマンスを出せたとした。


 韓国がセットプレーやロングボールで高さを使ってくることは想定されていた中で、しっかりと対応を見せた大迫。「僕が出てシャットアウトできれば良いんですが、なかなかそういうボールも飛んで来ず、相手も競り合いが強い選手を入れてきて、セカンドボールの勝負でした」と振り返り、「皆がそこでバトルで球際で何度勝っていて、あまり僕のところまでボールが飛んでくることもなかったです。チーム全員で戦った勝利だと思います」と、チームメイトも含めて集中した戦いができたことが、勝因だったと語った。