元オランダ代表のウェズレイ・スナイデル氏が、カタールメディア『Winwin-allsports』のインタビューにて、かつて在籍したレアル・マドリードについても語っている。
“幻のバロンドーラー”と称される人物がいる。ウェズレイ・スナイデル。トップ下で“クラシカルな10番”として振る舞った同氏は、オランダ代表で活躍したほか、アヤックス、レアル・マドリード、インテル、ガラタサライと行く先々のクラブにタイトルをもたらしてきた。とくに、2009−10シーズンはインテルの3冠(セリエA、コッパ・イタリア、チャンピオンズリーグ)に大きく貢献すると、シーズン後に行われた南アフリカW杯では母国を準優勝に導くとともに、大会得点王にも輝いた。当然、同年のバロンドール賞における最有力候補だった。が、蓋を開けれみれば、受賞どころかトップ3からも漏れる結果に。これは、大きな物議を醸すこととなった。
あれから15年、41歳となったスナイデル氏は、バロンドール賞を逃したことについて、「正直、今でも悲しくはあるよ。チャンピオンズリーグ、国内2冠、そしてワールドカップのファイナリスト…信じられないような1年だった。すべてをやり遂げたような気分だった。でも、勝ったのは(リオネル・)メッシで、彼もまた素晴らしい選手だからね」と率直な思いを吐露しつつも、「それにさ、2010年の私を覚えている人がいることは、自分が選手として成し遂げたことを認めてくれているということ。それが大切なんだ」と自身の考えを口にした。