カード発表会見で、2人は火花を散らした。栗秋が「もともとMMAも視野に入れて練習もしてきましたし、倉本選手より今回楽な相手なんでオファーは受けました」と言うと、大雅は「いやー、無理してんなあって。泣かしてやるぞ、お前。中途半端なんだよ」と2団体制覇者らしく自信を見せた。

立ち技出身の実力者同士による喧嘩マッチ。撃ち合いはもちろん、グラウンド勝負にも期待したい。

芦田嵩宏 vs 直樹

芦田嵩宏 vs 直樹

三番勝負その3は、芦田嵩宏 vs 直樹。RIZIN MMAルール5分3R(68.0kg)で争われる。

芦田は2017年12月にDEEPフェザー級王座に就いた。18年10月に王座を陥落すると、19年末にはキックルールでRIZIN初参戦。平本蓮の強烈な打撃で1Rに3ノックダウンTKO負けを喫した。20年9月には萩原京平に勝利するも、2連敗2連勝の後は5連敗中。崖っぷちの今回、MMA2戦目の直樹を下し、RIZINの大舞台でMMAの厳しさを教えたい。

対する直樹は、チャンピオンを目指して、2014年4月にRISEでデビュー。20年10⽉の-63kgトーナメントでは優勝候補の⽩⿃⼤珠に下⾺票を覆すTKO勝利を挙げ、準優勝している。さらに、21年1⽉には、秀樹に5R判定勝利で第7代RISEライト級王者に就くも、23年4⽉の初防衛戦で中村寛に5R判定負けして、王座を陥落した。その後は、今年5月のDEEPでMMAデビュー。奥⼭貴⼤に1R1分48秒でKO勝ちしている。