新たなお笑い賞レース「アサヒビール スマドリ ダブルインパクト 漫才&コント 二刀流No.1決定戦 2025」決勝が21日、東京・汐留の日本テレビで行われ、ニッポンの社長が2875組の頂点に輝き、賞金1000万円を手にした。

 コンビは1巡目のコントで475点を獲得、1位で折り返し、2巡目の漫才でも472点。合計949点で2位のロングコートダディ947点を2点上回り優勝を手にした。

 セルライトスパ、ロングコートダディと「関西コント保安協会」として2019年にユニットを結成し、共に活動する西の実力派コント師。優勝が決まると舞台上ではロングコートダディと抱擁。辻皓平は「まだわけ分からん!」、前日に結婚を発表したケツは「すごく良い報告ができる」と喜んだ

 2013年にケツと辻皓平で結成。2021年「第8回NHK新人お笑い大賞」大賞、2022年「上方漫才大賞」新人賞受賞。コント日本一を決める「キングオブコント」は昨年まで史上初の5年連続で決勝進出を果たしており、今回が全国区賞レースでの初戴冠。

 同大会は漫才とコントの両方で笑いをとる「最強の二刀流芸人」を決める賞レース。2人以上であればプロアマ芸歴は一切不問。初開催となった今回のエントリー総数は2875組、決勝はかもめんたる、スタミナパン、コットン、セルライトスパ、ニッポンの社長、ロングコートダディ、ななまがり7組で戦った。

 決勝戦は1stインパクト(1巡目)と2ndインパクト(2巡目)で、漫才4分とコント4分を1ネタずつ計2ネタ披露。最終決戦などは行わない。1stインパクトで漫才とコントどちらを披露するかは各組で選択可能で、ネタ順はドラフト方式で事前に決定。2ndインパクトは1stインパクトの点数が低い順にネタを行う。審査員5名が1人100点の持ち点で審査し、2ネタの合計得点(1000満点)で優勝者が決定した。