◇マイナビオールスターゲーム2025第1戦 全セ1―5全パ(2025年7月23日 京セラD)

 全セの中日・岡林が敢闘選手賞まで文字通り突っ走った。三塁打と中堅手の失策による“ほぼランニング本塁打”。0―4の5回1死、西口の直球を右中間に打ち返した。「三塁で止まろうと思ったら(三塁コーチが腕を)回していた。何かあったのかな?マジか…」と周東が三塁へ悪送球する間に、一気に本塁に滑り込んだ。

 前半戦ではリーグトップとなる5本の三塁打をマーク。初出場の球宴で、意地の1点をもぎ取った。「今ごろチームメートは旅行に行ったり、休んでいるのに、1周走った…。しんどかった」と冗談交じりに笑った。

 6年目の今季は打率・293でリーグトップ。8回には中前打と2安打をマークし、「結果を気にすることなく、久しぶりに楽しく野球ができた」と目を輝かせた。(神田 佑)