◇親善試合 Rソシエダード―横浜FC(2025年7月25日 ニッパツ)

 スペイン1部レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(24)が25日、日本ツアー2戦目で横浜FCとの親善試合に先発出場。前半の45分のみの出場となったものの、技術力にあふれたプレーの数々を披露し。大歓声を浴びた。

 久保は長短を織り交ぜたパスで攻撃のタクトを振るうと、前半22分にはペナルティエリア右でドリブルを仕掛けて対じした相手選手をかわし、左足で鋭いシュート。これはわずかに枠を外れたものの、会場を大いに沸かせた。

 

 Rソシエダードは今月上旬に始動も、日本でオフを過ごした久保はチームの来日に合わせて20日に合流したばかり。翌21日のJ2長崎戦は後半開始から27分までの限定出場で、場内インタビューで「20分しか出られなくて申し訳ないと、今日見に来てくれた人たちに謝りたい」と話していた。チームとともに24日に横浜入り。今季2度目の実戦で確かな存在感を示し、調整が順調な様子をうかがわせた。イタリア1部ナポリやイングランド・プレミアリーグのエバートンからの関心が現地で報じられるなど、今夏の去就にも注目が集まる日本の至宝。来年6月開幕のW杯北中米大会まで続く長いシーズンが幕開けた。