全体練習を見守った阪神・藤川監督は、26日のDeNA戦から始まる後半戦でのテーマを語った。

 「リズム良くやること。タイガースらしいペースで野球をすることが、最初から最後まで大事」

 2位に9・5ゲーム差をつける独走態勢。死角は見当たらない。具体的な表現こそなかったが、開幕から体現してきた守りを中心とした野球を変えることなくタクトを振る決意が見えた。

 チームの「心臓」と常々口にしてきたブルペンも新助っ人のハートウィグ、ドリスを補強して盤石。指揮官は「(補強した選手が)ちゃんと機能できたらペースは上がる」と期待を込めた。

 「選手たちがケガなく、良い表情で試合にすっと入れるか。ファンの皆さんに良い試合を見せられるようにしたい」。まずは、再進撃の号砲となる1勝をつかむ。(遠藤 礼)