◇F1第13戦ベルギーGP スプリント予選(2025年7月25日 スパ・フランコルシャン・サーキット=1周7.004キロ)

 今季後半開幕戦は初日にスプリントレースの予選が行われ、レッドブルの角田裕毅は予選2回目(SQ2)敗退で12番手だった。

 レッドブルは前戦英国GP直後にホーナー前代表を解任し、ジュニアチームのレーシングブルズからメキース新代表を“昇格”させた。レーシングブルズ時代にメキース代表と一緒だった角田にはメリットが大きいとみられたが、マシンの面では前戦から中3週間にも関わらず同僚マックス・フェルスタッペン(オランダ)と同じフロアが用意できなかった。午前中のフリー走行(FP1)ではソフトタイヤでタイム計測ができず、18番手と出だしでつまづいた。

 スプリント予選ではセクター2でどうしてもタイムが伸びず、1回目(SQ1)は13番手で何とか通過も、SQ2は通過圏の10番手と0.056秒差の1分42秒184にとどまり、3回目(SQ3)進出を逃した。

 マクラーレンのオスカー・ピアストリ(オーストラリア)が1分40秒510でポールポジション(PP)を獲得。0.477秒差でフェルスタッペンが2番手、マクラーレンのランド・ノリス(英国)が3番手につけた。エステバン・オコン(フランス)、オリバー・ベアマン(英国)のハース勢が5、7番手と健闘を見せた一方、メルセデスは2台ともSQ3へ進めず、フェラーリのルイス・ハミルトン(英国)はSQ1敗退で18番手だった。