◇パ・リーグ ソフトバンク11―3オリックス(2025年7月26日 みずほペイペイD)

 エースが頼もしい投球で後半戦初戦の勝利へ導いた。ソフトバンク・有原が7回を5安打2失点で8勝目。6月3日の中日戦から自身最長の6連勝だ。

 「先制点を取られてしまったことは反省ですが、もう1点はやらないと切り替えて、一人一人の打者に向かっていって投げることができたのは良かったです」

 3回に4安打を浴びて2点の先制を許したが、見事に立て直して4回以降はノーヒットに抑えた。味方が逆転した直後の7回も3者凡退で終える。2死から最後の打者となった広岡に対して3球連続のフォークで空振り三振を奪うと力強い雄たけびを上げた。

 シーズン序盤は黒星が先行していたが、5月27日の日本ハム戦を最後に負けがない。これで7戦連続のハイクオリティースタート(HQS=7回以上、自責点2以下)だ。エースの快投は6月以降のチームの快進撃にもリンクしている。

 有原は「内容的にも、もっといい投球をしたいと思っているので。また次、頑張りたいと思います」と頼もしかった。逆転Vに向けてさらに白星を積み重ねていく。(木下 大一)