◇インターリーグ ドジャース2―4レッドソックス(2025年7月26日 ボストン)

 ドジャースのクレイトン・カーショー投手(37)が26日(日本時間27日)、敵地でのレッドソックス戦で先発し、フェンウェイ・パークでは18年目のキャリアで初登板となった。2点リードの2回に3失点するなど、4回2/3を6安打4失点で今季2敗目(4勝)を喫した。

 試合後、デーブ・ロバーツ監督は「彼はマウンドで踏み出す足の着地に問題を抱えていて、2回は滑っていた。球にもキレがなく、コマンド(制球)も良くなかった」と初めてのマウンドへの適応に苦しんだと説明。初回に大谷翔平、T・ヘルナンデスの2本塁打で華々しく先制したが、カーショーが2回に崩れた。四球と二塁打で無死二、三塁のピンチを招くと、デュランに同点の2点適時三塁打。なおも1死三塁から犠飛で3点目を失い、逆転を許した。

 5回にも2死一塁から適時二塁打を許して4失点目。5回持たずに降板となったベテラン左腕は「特に2回は、もっとちゃんと修正するべきだったと思う。最後の3イニングは全体的に感触も良かったし、うまく投げられていたけど、2回にうまく修正できなかったのが敗因になったね。クロシェットみたいな投手が相手だと、そう多く点が入る展開にはならないのは分かっていたし、うちの打線も早い段階で点を取ってリードしてくれた。みんな本当によく打ってくれたのに、それを守れなかったのがフラストレーションがたまる」と逆転を許したことを悔やんだ。

 球団としては2年ぶり、自身は初登板となったフェンウェイ・パークについては「特に変わりはない」としつつも「でもやっぱり、ここは凄くクールな球場だし、フェンウェイに来るのは楽しい。観客の雰囲気も最高だったし、ドジャースファンもたくさん来てくれてて、本当に楽しかった」と振り返った。