危険な暑さが続くなか、今週末は多くのお祭りや花火大会が予定されています。注意して頂きたいのが、人が密集する場所で起きる「人いきれ」です。
人混みで熱中症リスクがアップ?意外と知らない「人いきれ」とは

横浜鶴見リハビリテーション病院 吉田勝明 院長
「人混みによる風通しの悪化、湿度の上昇などによって、非常にその空間というのが悪くなる。暑熱環境が悪くなる」
人の皮膚の表面温度は32℃〜33℃。
密集エリアでは、人から放出される熱や、汗の蒸発、そして吐き出す息により湿度が上昇します。
さらに、風通しの悪化などにより、熱中症のリスクが高まるというのです。

渡部峻キャスター
「夏と言えばの盆踊り。ものすごい盛り上がり!すごい熱気です」
24日、東京・港区の新橋駅周辺で行われた夏祭り。

盆踊りを舞う人たちをサーモカメラで見ると、午後7時で30℃以上になっていました。
イベントの帰り道でも「人いきれ」に注意です。

環境省によりますと、大規模な野外イベント終了後に、最寄り駅周辺で暑さ指数が1℃程度上昇したといいます。
これから多くなる夏祭りや花火大会。水分補給が重要だと専門家はいいます。
横浜鶴見リハビリテーション病院 吉田勝明 院長
「目安としてはだいたい1時間に200ccぐらい。花火大会が2時間ぐらいあるなら、(500ml)ペットボトル1本飲むくらいの感覚」