石破総理は参議院選挙の結果を受けておこなわれた自民党の臨時役員会で、“トランプ関税”など目の前の課題に対して責任を果たしたいと述べ、続投する意向を伝えました。

参院選で与党が過半数を割り込み、敗北したことを受け、自民党はきょう、石破総理や森山幹事長らが出席し、臨時の役員会を開催しました。

このなかで、石破総理は「アメリカとの関税交渉など、目の前の課題に対して責任を果たしたい」と述べ、続投する意向を伝えました。終了後、木原選挙対策委員長が記者団にあきらかにしました。

自民党 木原誠二 選対委員長
「皆さんからこの国民の審判、これを重く受け止める必要があるというお話がございました。(与党過半数まで)3議席足らなかったということについての理由等を含めて、しっかり検証していく必要があると」

自民党は近く、今回の選挙戦を検証する組織を立ち上げ、敗因を分析する方針です。

一方、午後には総理公邸で、石破総理と公明党の斉藤代表が党首会談を行いました。自民・公明の与党が衆参両院で過半数を割り込む中、引き続き、結束して政権運営にあたる方針を確認したものとみられます。

石破総理はこの後、午後2時から記者会見にのぞみ、今後の方針について説明する予定です。