イランの核開発を巡ってイギリスとフランス、ドイツは、イランと外務次官級会合を開き、核開発の制限に向けた新たな進展がなければ、制裁を復活させる方針を改めて示しました。

イランとイギリス、フランス、ドイツの外務次官級会合は25日、トルコのイスタンブールで開かれました。

ヨーロッパ側は、8月末までにイランが核開発の制限に向けた新たな進展をみせなければ、2015年から停止していた制裁を再開させる方針を示しています。イラン側は今回の協議で「自らの立場を改めて説明した」とし、協議を続けていくことで合意したということです。

また、IAEA=国際原子力機関のグロッシ事務局長は25日、「イランが実務者レベルでの協議を再開する用意があると示唆した」と明らかにしましたが、イラン側は「核施設への訪問はない」と話していて、先行きは不透明なままです。