アトレチコ鈴鹿の三浦知良は7月6日に行なわれた日本フットボールリーグ(JFL)第15節のヴィアティン三重戦(3-3)で今季初の先発出場を果たし、自身が持つ最年長出場記録を58歳130日に更新した。

【画像】日本代表の歴代ユニホームを厳選写真で振り返る!(1992-2024)

「三浦知良選手プロ40周年特別記念試合」と銘打たれた同県対決で、今季6度目のメンバー入り、そして2度目の出場を果たした「カズ」は、キャプテンマークを腕に巻いてプレーし、4917人の観衆の前でスルーパスによるチャンス演出などの見せ場も創って前半でベンチに退いている。

 この驚異的な記録更新に対しては、国外のメディアも注目し、スペインのスポーツ紙『MARCA』は「世界サッカー界の“記録男”が、その伝説をさらに塗り替え続けている。カズは日曜日、プロサッカー選手として40シーズン目の節目を迎え、日本の4部リーグにあたるリーグで前半45分間プレー。彼は6月15日にYSCC横浜戦(12節)で8分間プレーしていたが、クラブはこの『節目』を祝うため、ホームゲームでのスタメンという形でカズを称えた」と伝えた。
  また同メディアは、試合後の「プロアスリートが40シーズンを祝うなんて珍しいことだと思います。本当に運が良く、感謝の気持ちでいっぱいです。こうして今もプレーできるのは、仲間たちの支えがあるからだと、試合前にチームメイトにも話しました」「モチベーションの源は、今日のように仲間たちと一緒にプレーするためにベストを尽くすこと。毎日練習を続けて、自分の年齢でも向上しようと努力するのは簡単ではないが、それが僕を突き動かしています」との彼のコメントを紹介している。