プレミアリーグのトッテナムは7月8日、川崎フロンターレの日本代表DF高井幸大と2030年までの契約を結んだことを発表した。

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 17歳でトップチームデビューを飾り、昨季はJリーグの「ベストヤングプレーヤー賞」に輝き、今年はACLチャンピオンズリーグで決勝進出にも貢献した20歳のCBをイングランドの名門が獲得するにあたって、現地メディアによれば500万ポンド(約10億円)の移籍金が川崎に支払われる。また契約には1年間の延長オプションと、川崎側に対する将来の売却益の10%が含まれているという。ただし、この案件の成約には国際移籍証明書および労働許可の取得が条件である。

 日本代表としても、2024年にU-23アジアカップ優勝に貢献し、パリ五輪ではベスト8進出、そして同年9月には中国とのワールドカップ予選でA代表デビューも飾り、これまでに4試合に出場している高井は、トッテナムのクラブ公式サイトを通して「僕のポジションはCBで、右でも左でもプレーできます。積極的な守備が持ち味です。まずはトッテナムで試合に出ることが目標で、自分の全力を尽くしたいと思います」とのメッセージを発している。

 前述の通り、クラブ、代表チームでもすでに実績を積んでいるものの、英国では全く未知の存在ということで、クラブ専門サイト『HOTSPUR HQ』は「この名前に、多くの者はまだ馴染みがないかもしれないが、北ロンドンでの将来に期待が持てる理由は十分にある」と綴り、彼の可能性の大きさを強調した。