今季ロサンゼルス・ドジャースに加入したサイ・ヤング賞２度の左腕ブレイク・スネルは、現地４月２日（日本時間３日）のアトランタ・ブレーブス戦後、左肩の炎症により15日間の故障者リスト（IL）入り。その後、５月17日に60日間のILへ移行し、今季はわずか２試合の登板にとどまっている。
【動画】スネル、シングルAでリハビリ登板を果たす

　今季ドジャースファンの期待を大きく裏切っている32歳の左腕だが、ようやく復活の兆しがみえてきた。今月10日、スネルはシングルAのランチョクカモンガ・クエークス戦に先発登板した。２回を31球投げ、被安打１、奪三振４、無四球とほぼ完璧に近い内容でメジャー復帰に向け好スタートを切った。
 　MLB公式サイト『MLB.com』によると、スネルは５日のインタビューで「体が連動している感覚、腕の動きが正しい位置にあると感じることを意識している。あとは、健康な状態で投げること、フォームを繰り返すこと、力みすぎないこと。それだけだ。とにかくフォームを極めたいと思っている」と、技術面での目標を語った。

　また、スネルは「（ドジャースの）試合を観ているだけで、自分が出場できないと分かってるのは本当に辛い。ケガをしていると仲間外れのように感じる。でも、復帰が近づいていると感じられるとワクワクしてくる。ようやくチームの力になれると思うと、本当に嬉しい」と心境を明かした。