パリ・サンジェルマンは現地7月13日に行なわれたFIFAクラブワールドカップ決勝で、チェルシー相手に有利が予想されながらも0-3で敗れ、栄光のシーズンをさらなるビッグタイトル獲得で飾ることはできなかった。

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 チェルシーにお株を奪われる形で圧倒され、得点機では相手のGKロベルト・サンチェスの好守の前にゴールネットを揺らすことができずに終わった欧州王者。その中で、ウスマンヌ・デンベレも決定的な仕事を果たすことはできずに終わっている。

 スペインのスポーツ紙『MARCA』は、今季目覚ましい活躍を見せたこのフランス代表アタッカーのチェルシー戦におけるパフォーマンスを「デンベレ、最悪の日に沈黙」と厳しく報じ、「世界中の注目が集まったその日、彼は大きな失望を残した。チャンスはわずかに1回しかなく、そのシュートもR・サンチェスに止められてしまった。完全に勢いを失った形だ」と評した。
  デンベレといえば、今年のバロンドールの最有力候補にも挙げられている。多くのメディアがクラブW杯優勝を果たせば、ライバルと目されるバルセロナのラミン・ヤマルを抑えての初受賞を確実なものにするとされていた。残念ながら、クラブW杯でキャリア17個目のタイトル獲得とはならなかったが、『MARCA』紙は「これでバロンドールの受賞が危うくなることはなさそうだ」と、変わらず受賞レースのトップを走っていると強調している。