圧巻の3戦連発だ。

 大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)が現地7月21日、本拠地でのミネソタ・ツインズ戦に2番・投手兼指名打者で先発出場。1点ビハインドの初回に3試合連続となる35号2ランホームランを放ち自らのバットであっさり逆転した。

【動画】大谷翔平が初回先頭打者HR献上を自らのバットで取り返す勝ち越し2ラン

 今季6度目のマウンドに立った大谷は先頭のバイロン・バクストンに2球目のスライダーを左翼スタンドに運ばれ、早くも先制点を献上。先月17日のサンディエゴ・パドレス戦以来となる失点を喫した。いきなりの先制パンチを食らったが、大谷はそのあと後続を連続三振に斬って取った。

 その裏、大谷は二刀流の醍醐味といえるハイパフォーマンスを魅せる。1番のムーキー・ベッツが四球を選び、2戦連続で2番に入った背番号17は2ボール1ストライクからの真ん中やや高めのチェンジアップをフルスイング。打った瞬間、スタンドインを確信した打球はセンターバックスクリーンに豪快に突き刺した。

 衝撃の一発にMLB公式Xも唖然。大谷のホームラン動画を即アップし、文面は「Shohei Ohtani...」と言葉を失うほどだった。
  大谷の35号弾は打球速度113.4マイル(約182.5キロ)、飛距離441フィート(約134.42メートル)を計測。3試合連発は今季3度目で再びリーグトップタイに浮上したが、アリゾナ・ダイヤモンドバックスのエウヘニオ・スアレスが今日のヒューストン・アストロズ戦の3回に3戦連発となる36号を放ち単独トップに再浮上。熾烈な本塁打王争いを繰り広げている。