横浜DeNAは22日、ダヤン・ビシエドの入団発表記者会見を行なった。

 2015年オフに中日ドラゴンズに入団。1年目から中軸として機能し、2018年には首位打者と最多安打のタイトルを奪取。安定した打撃だけでなく、ファーストとしての守備も卓越しており20、21年と連続してゴールデングラブ賞を受賞するなど、攻守に渡りチームに貢献した。だが立浪和義監督(当時)就任後は出場機会が減少し24年に契約を解除されたが、NPB9年で打率.287、139本塁打、549打点の成績は、日本球界に大きなインパクトを残した。

 今年は活躍の場をメキシカンリーグに移すと、打率.276、8本塁打の成績を残し、攻撃力アップを目論むDeNAと契約合意に至った。
  常務取締役チーム統括本部・萩原龍大本部長は「打線につきましては引き続き補強が必要というところで、左の(マイク)フォード選手を獲得しましたけど、右のビシエド選手もぜひ我々の仲間になってもらいたいということです。打撃はもちろんですけれども、守備も非常に上手い。いまDeNAにはいろいろなポジションがありますので、打撃だけではなく総合的に期待しております」と獲得の経緯を告白する。

 また、「それがすべてではない」と前置きしつつ「日本人枠であるということも大きなウエイトを占めています」とNPBの在籍年数の関係で、外国人枠から外れている点もメリットのひとつと説明した。