ロサンゼルス・ドジャースに緊急事態だ。現地7月21日の試合でリリーフのタナー・スコットが左腕に痛みを感じて降板。翌22日の一戦ではベン・カスパリウスが右ハムストリングの異常を訴えて、同じく緊急降板してしまったのだ。

 ドジャースは先発陣に故障者が多かったものの、タイラー・グラスノーが復帰済み。ブレイク・スネルもマイナー登板を繰り返しており、間もなく復帰の見通しだ。一方で、ブルペン陣はブレイク・トライネンこそ復帰が秒読み段階だが、エバン・フィリップス、マイケル・コーペック、ブラスダー・グラテロルが60日間の負傷者リスト(IL)入り。加えてスコットが15日間のIL入りとなり、新たにカスパリウスも故障してしまった。

 負傷者が続出するなか、7月31日のトレード期限まであと1週間。多くの米メディアは、投手陣が崩壊しつつあるドジャースが間違いなく投手補強に動くと予想している。

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  米誌『Sports Illustrated』は現地7月22日の記事で、ドジャースの補強について報道。「確実に健康を取り戻しつつある先発陣の一方、ブルペンは逆の傾向だ。トライネンこそ復帰に向かっているが、フィリップスやコーペックらは負傷を抱えており、スコットもIL入り。カービー・イェーツの苦戦もあって、ブルペンは強化が必須だ」と伝えた。