現地7月23日(日本時間24日)、フィラデルフィア・フィリーズは青柳晃洋を自由契約にしたとMLB公式のフィリーズ番記者を務めるトッド・ゾレッキ氏が報じた。
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  青柳は今オフ、阪神からポスティングシステムを利用して渡米し、フィリーズとマイナー契約を締結。春季キャンプでは4試合に登板し、3イニングで6奪三振、防御率12.00という内容で目立った結果を残せず、開幕は3Aからのスタートとなった。

 その後も、同球団の傘下3Aや2Aで登板を重ねたが、23試合に出場し、1勝3敗、28奪三振、防御率7.22と苦戦。メジャー昇格のチャンスを掴むことはできなかった。

 米メディア『Sports Illustrated』は「フィリーズが日本人右腕リリーフ投手、アオヤギ・コウヨウを解雇」と題した記事の中で「球団はシーズンのどこかで戦力になり得ると信じていたが、アオヤギの不振が続いたことを受けて、放出の決断を下した」と綴り、解雇に至るまでの経緯を詳細に報じた。
 「シーズン序盤の4月、アオヤギは(3Aで)7試合に登板して無失点。7回1/3で被安打3、7奪三振、3四球と上々の滑り出しだった」

 しかし、青柳は好調を維持できなかった。同メディアは「(5月)以降、歯車が狂い始めた...。5月には7試合で3人の走者をホームに返し、自責点も4を喫するなど、課題を露呈。6月に入ってからは4登板で5回2/3を投げて11失点と炎上し、同17日に育成リスト入り。復帰後は2Aに配置された」と不調が続いたと伝えた。